マーガリンは危険なのか トランス脂肪酸の害
今回はみなさんおなじみのマーガリンなどの油につて見ていきましょう。
果たして、マーガリンは危険なのか?
1)バターも実はどうなの
様々な研究等がなされるにつれて最近では何を食べればいいかという選択肢が難しくなってきていますね。
事実、バターにおいてもこれが血中コレステロールの値の上昇を引き起こす可能性があるということは医学的にも受け入れられるようになったらしいです。
動物性の飽和脂肪が多く入っている食餌は、血清コレステロールを増加させ、高い濃度の血清コレステロールアテローム性動脈硬化と関係しています。
アテローム性動脈硬化症とは動脈硬化の一種で、高血圧や高血糖などの理由により血管内膜が障害され、その隙間から血管内膜の下に入り込んだコレステロールが白血球の一種であるマクロファージに捕食され、その死骸が溜まりアテローム状(粥状の塊)になった状態です。
アテローム性動脈硬化症は、初期の段階では自覚症状はありませんが、脳梗塞、心筋梗塞などの重篤な病の原因となる疾病と言われています。また治療によりFMDの値が改善するという報告もあります。
動脈硬化の予防には、生活習慣の見直し、ストレスの解消などが重要ですが、高血圧、高脂血症、糖尿病などを患っている場合には、その治療も必要と考えられています。
from http://unex.co.jp/glossary/trma_atherosclerosis/
2)では、マーガリンならいいの?
マーガリンはバターと違い植物性の油ですので飽和脂肪酸がバターに比べてはるかに少ないので、上記のアテローム性動脈硬化の心配はないでしょう。
しかし、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸というのが健康に良くないという可能性が高いということが次第に明らかになってきたようです。
マーガリンは不飽和脂肪酸を含み(脂肪酸途中の炭素と炭素の結合に二重結合を含むもの)、この二重結合が壊れ水素化されることによりトランス脂肪酸ができてしまうのです。(全ての二重結合がトランス脂肪酸になってしまうわけではありませんが、一度なってしまうとそのままです)
話が難しいですよねー、すいません笑
で、そのトランス脂肪酸が食餌での摂取量が増えると心臓病やガンを患うリスクが高まるのです。
3)どーしたらいいの笑
以下を見てください!!
from http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/54kai-factsheets-trans.pdf
様々な食品にふくまれていますよね。
トランス脂肪酸フリー
私たちは、「油脂の見直し」を行いました。
近年日本人の食生活も欧米化し、油に対する意識も高まっています。
そんな中油脂の中に「トランス脂肪酸」という成分があり、トランス脂肪酸を過剰にとると、心臓疾患のリスクを高めると いわれています。
パンには、油分であるマーガリンやショートニングなど材料として使用しています。
私たちは、このトランス脂肪酸について早期に着目し、2002年よりその低減に向け研究に取り組み始めました。
現在お届けしているパンは、全商品をワンサービング(1食:55g)あたり0.5g未満に低減するよう取り組んでいます。
これまでと同様の品質で、トランス脂肪酸量の少ない油脂の追求を続けております。
from 私たちのこだわり|フランソア
しかし、今はこのような取り組みもあります。もう、フランソワさん大好きになっちゃいますよね笑
すべての企業等がこのような取り組みをしているとも限りませんが、そのような企業もあるので自分でお得意先を見つけて自ら予防することが大切ですね。
常識的な摂取量ならば、他の脂肪だろうが、トランス脂肪酸だろうが問題なく、
過剰な摂取量ならどちらも危険です。
トランス脂肪酸だけが危険だという
間違った情報が流布され、それに便乗してトランス脂肪酸フリーという製品が
登場したわけです。トランス脂肪酸フリーだから安全ということは
ありません。
心臓疾患が心配ならば、トランス脂肪酸だけを
摂らないことよりも、全体の脂肪を減らすことを考えたほうがいいです。
from マーガリンのトランス脂肪酸フリーを使えば安心なのか!?
しかし、この引用させて頂いた記事には非常に共感できるのですが、結局油系は動物性にしろ、植物性にしろ大量にとりすぎてしまえば体に悪いことははっきりしています。
よって、油を減らす努力をすることが何よりも大切なのではないでしょうか?
私の記事を読んでいただき、再度油の脅威について理解をしてもらって
その心がけを再度確認していただけたらなと思います。